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2016年4月16日 (土)

テリブル・ナイト

28時間後に、「昨日の地震はすごかったね」などと話ながら眠りについた頃に、もうあんなに酷い揺れと恐怖を体験することなど想像もしないときにそれは来た。

1:25からのおよそ30分もの間、断続する大きな地震によって立ち上がることすらできない揺れに襲われ続けた。

揺れが(収まったのでなく)小康状態になって、ツマと外へ出る。

近所の人たちは町内の小さな公園に集まりつつある。

野外用品はフルセットあるのだが、他の人が持っていないものを集団の中に持っていくわけに行かない。

グランドシートを掛けと敷き用に2枚、エアーマットにバスタオルとシュラフを2つ。これで夜露を避けてツマを保温できるだろう。

公園に行くと小さな震災キャンプになっていた。

一見お花見会場だが、桜はなく、真っ暗な深夜2時過ぎに子供まで起きて集まっている。異常な光景だ。

ペット連れの人、小さな子連れの人は特に大荷物で大変そうだ。

毛布を持ってきている人が多いが、目に見えず降り注ぐ夜露がすべてを濡らして寒そうにしている。

止むことのない地鳴りと揺れの中、体力を温存するべくシュラフにくるまり横になる。

ここはゆるい勾配の住宅地。火災が起きたら?斜面が崩れ落ちたら?

様々な悪い想像が頭の中を満たす。今必要なのは救いじゃない。喉から手が出るほど希望が欲しいなんていう目に遭ったことが今まであったか?

やがて朝日が昇る。現実を覆い隠していた夜がはぎ取られていく。イヤな朝だ。

自宅に戻って確認すると電気は通じているしネットも使える、プロパンガスの強みで火も使えるが水道はダメだ。

幸い水洗トイレ用にバスタブに半分ほど溜めた水があるが、飲み水を台所に汲み置きしていた鍋とヤカンは地震で落ちて中身を床にぶちまけている。

テレビとオーディオ機器を納めたラックは50cmほど移動していたが奇跡的に倒れなかった。

テレビを見るとヘリやドローンが送ってくる空撮映像は目を覆いたくなるものばかり。

画面の中の当事者でない人たちのコメントを聞くと怒りが湧いてくるので、テレビは適当に切り上げることにする。

さて、これからしばらくの間はワタシは家族と仕事を守ることだけに注力するとしよう。

今日をしのぐだけの水と食料はある。まずは明るいうちに今夜の寝床を作らなくては。

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